昼は田んぼでおもしごはんの水かけ飯─日常の食生活

連載日本の食生活全集

2022年06月16日

聞き書 宮城食事 仙北・大崎耕土の食より

昼―おもしごはん、塩くじら、梅干し、らっきょう漬、一升びんに水
田の草取りの弁当は、ひつこに詰めたおもしごはんの水かけ飯である。塩くじらの焼いた切身も塩をふいている。いわしくじらは高価なので、まっこうくじらをよく食べる。梅干し、らっきょう漬は、水かけ飯にはよく合う。
蒸し暑い夏の田の草取りは、はうようにしての作業で、稲の葉が顔をさすし、汗は吹き出すし、なかなかにつらい仕事だが、さっぱりとしたおもしごはんの水かけ飯は、そんななかでの楽しみである。

写真:夏の昼の弁当
ひつこに詰めたおもしごはん、塩くじらとらきょう漬に梅干し。ごはんに一升びんの水をかけて食べると、こたえられないうまさである。

 

出典:竹内利美 他編. 日本の食生活全集 4巻『聞き書 宮城の食事』. 農山漁村文化協会, 1990, p.29-30

 

関連書籍詳細

日本の食生活全集4『聞き書 宮城の食事』

竹内利美 他編
定価3,038円 (税込)
ISBN:9784540890062
発行日:1990/2
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5 384頁

米どころ宮城は旧伊達藩以来の米どころで、もちの多彩な食べ方を誇る。三陸海岸では四季いろいろな魚貝がとれ、浜の人たちだけでなく、内陸の人々の食膳もにぎわす。
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