とれたてのあじをたたきやだんごにして食べる―日常の食生活

連載日本の食生活全集

2022年06月22日

聞き書 神奈川食事 小田原(片浦)海岸の食より

夕ごはん―そうめん、あじのだんごの煮もの、やっこ豆腐
夏の夕飯はそうめんのことが多い。干ものにするには小さすぎる「じんだご」と呼ばれる小あじは、頭をとり骨ごとたたいて、くさみをとるためしょうがや味噌を少々入れ、だんごにしてゆでる。それを、たたいたじんだごをつみじゃがいもやいんげんなどと甘からく煮つける。また、かぼちゃやなす、えんどうなどの夏野菜の汁に、たたいたじんだごをつみ入れ、醤油で味つけしてつみぎり汁として食べたりする。
夕方豆腐屋が通りかかると、たまにはお舅さんの分だけ豆腐を買い、やっこで食べるようにお膳につける。

写真:夏の夕ごはん
上:あじのだんごの煮もの、やっこ豆腐/中:たくあん/下:そうめん、薬味(ねぎ)、つゆ

 

出典:遠藤登 他編. 日本の食生活全集 14巻『聞き書 神奈川の食事』. 農山漁村文化協会, 1992, p.260-261

 

関連書籍詳細

日本の食生活全集14『聞き書 神奈川の食事』

遠藤登 他編
定価3,038円 (税込)
ISBN:9784540920028
発行日:1992/7
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5 384頁

和洋中が勢揃いの横浜のハイカラ料理、古都鎌倉の伝統食から、相模野の恵み、山・川・海の幸を集めた県内各地の素朴な郷土料理まで、地元のお年寄りからの聞き書きをもとに再現。写真つきで記録。
田舎の本屋で購入

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