聞き書 群馬の食事 奥多野の食より
■お昼―冷や汁をかけたわり飯かそうめん、ふきと油揚げの煮もの、ぬか漬
おまんまは朝はんと同じ。おつゆがないので冷や汁をつくる。えぐさを炒ってからすり、味噌を加えた中に、きゅうり、しその葉少々をきざんで入れ、冷たい水をたっぷり入れる。この冷や汁をおまんまにかけてさらさらと食べる。そうめんにかけて食べることもある。
写真:夏のお昼
上:ふきと油揚げの煮もの、ぬか漬(きゅうり、なす)/下:冷や汁をかけたわり飯
出典:志田俊子 他編. 日本の食生活全集 10巻『聞き書 群馬の食事』. 農山漁村文化協会, 1990, p.172-173