きゅうりとしその葉の冷や汁でさっぱりと―日常の食生活

連載日本の食生活全集

2022年07月05日

聞き書 群馬食事 奥多野の食より

お昼―冷や汁をかけたわり飯かそうめん、ふきと油揚げの煮もの、ぬか漬
おまんまは朝はんと同じ。おつゆがないので冷や汁をつくる。えぐさを炒ってからすり、味噌を加えた中に、きゅうり、しその葉少々をきざんで入れ、冷たい水をたっぷり入れる。この冷や汁をおまんまにかけてさらさらと食べる。そうめんにかけて食べることもある。

写真:夏のお昼
上:ふきと油揚げの煮もの、ぬか漬(きゅうり、なす)/下:冷や汁をかけたわり飯

 

出典:志田俊子 他編. 日本の食生活全集 10巻『聞き書 群馬の食事』. 農山漁村文化協会, 1990, p.172-173

 

関連書籍詳細

日本の食生活全集10『聞き書 群馬の食事』

志田俊子 他編
定価3,850円 (税込)
ISBN:9784540900051
発行日:1990/6
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5 384頁

かかあ天下に空っ風の上州は「粉もの王国」。「おきりこみ」の味は絶品で、夕食には"つるつる"の音が家中に広がる。みそまんじゅうやおやきも詳しく紹介。
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