聞き書 山形の食事 県北最上の食より
■朝―栗飯、煮もの、なめこ汁、きゅうり漬
山から栗をひろってきた日は栗飯をつくる。また、秋はさつまいもや二度いものおいしい季節でもあり、白米に混ぜて炊く。かて飯というよりはぜいたくな食べ方であるが、秋の味覚を楽しむことができる。
煮ものは笹たけのこに、掘りたてのにんじん、大根、それにこんぶなどを入れる。
写真:秋の朝食
上:煮もの(笹たけのこ、にんじん、大根、こんぶ)、きゅうり漬/下:栗飯、なめこ汁
出典:木村正太郎 他編. 日本の食生活全集 6巻『聞き書 山形の食事』. 農山漁村文化協会, 1988, p.118-119