聞き書 岐阜の食事 恵那平坦(東野)の食より
固めに炊いた白飯を、熱いうちにすりこぎでつぶす。これを小さな楕円形にし、竹串に二個ずつさして炭火で焼く。これにごまだれ(ごま、たまり、味噌、砂糖などをすりあわせたたれ)をつけ、もう一度焼いて食べる。
五平五合といって、一人五合くらい食べてしまうといわれるほどおいしく、たくさん食べられる。秋、新米のとれたときにつくる。
写真:新米でつくる五平もち
出典:森基子 他編. 日本の食生活全集 21巻『聞き書 岐阜の食事』. 農山漁村文化協会, 1990, p.121-121