聞き書 神奈川の食事 三浦半島の食より
■夜――麦飯、味噌汁、さんが、たくあん
夜は麦飯を炊き、わかめなどの味噌汁をつくる。飯の足りないときは、小麦粉でうどんを打って食べることもある。
いわしがあるときは、いわしの身をたたいて、ねぎ、味噌、しょうがを入れてだんごにし、油をひいたなべで焼く。これをさんがといい、おかずによいので、しばしばつくる。
写真:春の夕飯
上:さんが、甘漬たくあん/下:麦飯、わかめの味噌汁
出典:遠藤登 他編. 日本の食生活全集 14巻『聞き書 神奈川の食事』. 農山漁村文化協会, 1992, p.103-104