聞き書 埼玉の食事 東部低地の食より
■夕食――麦飯、ねぎの味噌汁、目刺し、漬け白菜やこうこの油炒め、ごぼうの煮つけ、漬物
冬場に保存しておいた大根やごぼう、こうこもだんだん悪くなったり、少なくなってくる。ねぎも、とろけ出す前に毎日の味噌汁に使ったり、ねぎの酢びた(ねぎぬた)にする。ごぼうや大豆の煮ものもよくつくる。
写真:春の夕食
上:ごぼうの煮つけ、目刺しと漬け白菜の油炒め/中:こうこ/下:麦飯、ねぎの味噌汁
出典:深井隆一 他編. 日本の食生活全集 11巻『聞き書 埼玉の食事』. 農山漁村文化協会, 1992, p.219-219