川でとったしじみやたにしは大事なおかず――日常の食生活

連載日本の食生活全集

2023年03月17日

聞き書 埼玉の食事 東部低地の食より

夕食――麦飯、ねぎの味噌汁、目刺し、漬け白菜やこうこの油炒め、ごぼうの煮つけ、漬物
冬場に保存しておいた大根やごぼう、こうこもだんだん悪くなったり、少なくなってくる。ねぎも、とろけ出す前に毎日の味噌汁に使ったり、ねぎの酢びた(ねぎぬた)にする。ごぼうや大豆の煮ものもよくつくる。

写真:春の夕食
上:ごぼうの煮つけ、目刺しと漬け白菜の油炒め/中:こうこ/下:麦飯、ねぎの味噌汁

 

出典:深井隆一 他編. 日本の食生活全集 11巻『聞き書 埼玉の食事』. 農山漁村文化協会, 1992, p.219-219

関連書籍詳細

日本の食生活全集11『聞き書 埼玉の食事』

深井隆一 他編
定価3,850円 (税込)
ISBN:9784540910050
発行日:1992/2
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5上製 384頁

「あさまんじゅうに昼うどん」は物日におけるきまりもの。小麦、さつまいも、狭山茶、深谷ねぎ、岡部の大根など自慢の作物もいっぱい。街道のうまいもの、鋳物工場の給食まで収録。
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