うる抜き菜やえんどうの青みが待たれる日々――日常の食生活

連載日本の食生活全集

2023年05月24日

聞き書 埼玉の食事 大里・児玉の食より

昼――朝の麦飯と味噌汁、じゃがいもの味噌炒め、たくあん
暖かくなってくると、天気さえよければ男はほとんど畑に出ている。力仕事をする男たちのために、昼は必ず何か煮ものをする。じゃがいもの味噌炒めも昼のおかずによくつくる。
たくあんは、だんだんしょっぱく漬かったものになってくる。

写真:春の昼
膳内:〔上〕じゃがいもの味噌炒め、たくあん。〔下〕麦飯、味噌汁(大根、じゃがいも)/膳外:じゃがいもの味噌炒め

 

出典:深井隆一 他編. 日本の食生活全集 11巻『聞き書 埼玉の食事』. 農山漁村文化協会, 1992, p.72-73

関連書籍詳細

日本の食生活全集11『聞き書 埼玉の食事』

深井隆一 他編
定価3,850円 (税込)
ISBN:9784540910050
発行日:1992/2
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5上製 384頁

「あさまんじゅうに昼うどん」は物日におけるきまりもの。小麦、さつまいも、狭山茶、深谷ねぎ、岡部の大根など自慢の作物もいっぱい。街道のうまいもの、鋳物工場の給食まで収録。
田舎の本屋で購入

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