のどごしのよいそうめんときゅうりでさっぱりと――日常の食生活

連載日本の食生活全集

2023年07月21日

聞き書 兵庫の食事 播磨山地の食より

朝飯――ごはん、味噌汁、きゅうりの塩もみ、きざみ漬、たくわん
毎日の味噌汁には具をたっぷり入れる。この時期は小菜や三度いも(じゃがいも)を使う。畑ではきゅうりが日に日に大きくなる。前の晩に小菜ときゅうりをきざみ漬けしたものがちょうど食べごろとなるので、水気をしぼって出す。さっぱりして歯切れがよい。

写真:夏の朝飯
上:小菜ときゅうりのきざみ漬、たくわん/中:きゅうりの塩もみ/下:白米ごはん、味噌汁(小菜、三度いも)

 

出典:和田邦平 他編. 日本の食生活全集 28巻『聞き書 兵庫の食事』. 農山漁村文化協会, 1992, p.165-166

関連書籍詳細

日本の食生活全集28『聞き書 兵庫の食事』

和田邦平 他編
定価3,850円 (税込)
ISBN:9784540910067
発行日:1992/2
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5上製 384頁

摂津、丹波、但馬、播磨、……瀬戸内から日本海にまでいたる多彩な風土と独自の食文化、さらに国際都市神戸のハイカラ料理、淀川長治氏が語る神戸モダンボーイの食事も紹介。
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