聞き書 兵庫の食事 播磨山地の食より
■朝飯――ごはん、味噌汁、きゅうりの塩もみ、きざみ漬、たくわん
毎日の味噌汁には具をたっぷり入れる。この時期は小菜や三度いも(じゃがいも)を使う。畑ではきゅうりが日に日に大きくなる。前の晩に小菜ときゅうりをきざみ漬けしたものがちょうど食べごろとなるので、水気をしぼって出す。さっぱりして歯切れがよい。
写真:夏の朝飯
上:小菜ときゅうりのきざみ漬、たくわん/中:きゅうりの塩もみ/下:白米ごはん、味噌汁(小菜、三度いも)
出典:和田邦平 他編. 日本の食生活全集 28巻『聞き書 兵庫の食事』. 農山漁村文化協会, 1992, p.165-166