赤身の刺身

連載日本の食生活全集

2021年01月13日

聞き書 佐賀の食事 玄界灘沿岸の食より

くじらは、冬の食卓をいろどる沿岸の人々の大好物であり、刺身は祝いの席や正月の膳には、めでたいものとして必ずつける。
くじらの赤身を薄切りにしてせん切り大根を添え、しょうが醤油で食べる。近海でとれるミンクくじらが刺身に向いている。

 

出典:原田角郎 他. 日本の食生活全集 41巻『聞き書 佐賀の食事』. 農山漁村文化協会, 1991, p.187-187

関連書籍詳細

日本の食生活全集41『聞き書 佐賀の食事』

原田角郎 他編
定価3,038円 (税込)
ISBN:9784540910043
発行日:1991/11
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5 384頁

稲作と茶と磁器発祥の地佐賀は、クリーク農業の地。佐賀平野の米とクリークの魚が食の基本。玄界灘と有明海という二つの海からは対馬暖流と干潟の恵みが四季の食膳をにぎわす。
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