白飯と脂がのったさんまの塩焼き―日常の食生活

連載日本の食生活全集

2021年09月24日

聞き書 東京の食事 下町の食より

夕―さんまの塩焼きとおひたし
この時期のさんまは脂がのってとてもおいしい。さっと塩をふり、焼いて食べる。ほうれんそうのおひたしは青ゆでし、けずり節やしらす干しをのせ、醤油をかけて食べる。また、おかずにいわしの煮つけをつくることもある。

写真:秋の夕食
きゅうりのぬか漬、ほうれんそうのおひたし(しらす干しかけ)、さんま(大根おろし添え)、白飯、のりのつくだ煮

 

出典:渡辺善次郎 他. 日本の食生活全集 13巻『聞き書 東京の食事』. 農山漁村文化協会, 1988, p.75-76

関連書籍詳細

日本の食生活全集13『聞き書 東京の食事』

渡辺善次郎 他編
定価3,038円 (税込)
ISBN:9784540870989
発行日:1988/2
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5 384頁

昭和初期、巨大都市・東京人は何を食べ、どう暮らしていたか。下町と山の手、都市部と農村部に目配りしつつ、深川・本所・日本橋から世田谷・葛飾・大森・奥多摩・伊豆大島などでの四季折々の食事の世界を再現する。
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