うどと身欠きにしんの煮もの

連載日本の食生活全集

2022年03月17日

聞き書 福島食事 会津山間(南郷)の食より

うどには身欠きにしんが合う。春はじめてうどをとってくると、身欠きにしんと煮ものにして食べる。
うどは斜め切りにし、水にひたしてあくを抜く。身欠きにしんは一本を四つくらいに切る。しいたけは水にもどして食べやすいように切る。大根干しはもどして水気をしぼっておく。なべに油を熱し、材料を炒め、ひたひたに水を入れて中火で煮る。
材料がやわらかくなったら、醤油で味をつける。

出典:柏村サタ子 他編. 日本の食生活全集 7巻『聞き書 福島の食事』. 農山漁村文化協会, 1987, p.118-118

関連書籍詳細

日本の食生活全集7『聞き書 福島の食事』

柏村サタ子 他編
定価3,038円 (税込)
ISBN:9784540870972
発行日:1987/12
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5 384頁

にしん漬・三五八漬を肴に会津の酒を酌む。うにの貝焼、あんこう料理は浜通りの名物。豊富な食素材を伝統の生活知が生かす「みちのくのまほろば」福島ならではの味。
田舎の本屋で購入

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