聞き書 愛知の食事 尾張水郷の食より
■小昼―お茶漬または麦飯、らんきょう(らっきょう)、梅干し、しそ、漬物
九時半ごろになるとおなかがすく。家にもどり簡単な食事をする。
■八つ―だんご、煮つけ、漬物
八つは家に帰って食べたり、びくに入れてとんもへ持っていくこともある。小麦粉を練って中にあんを入れて蒸しあげた小麦だんごや、おかまごんごん(おはぎ)、こんにゃくと角麩の煮つけなどをつくる。
写真:田植えどきの小昼と八つ
小昼:麦飯、らんきょうと梅干し、茶/八つ(重箱):小麦だんご、こんにゃくと角麸の煮つけ、きゅうりの塩もみと酢もみ
出典:星永俊 他編. 日本の食生活全集 23巻『聞き書 愛知の食事』. 農山漁村文化協会, 1989, p.92-93