夏をのりきる麦飯、そうめん汁、煮つけ─日常の食生活

連載日本の食生活全集

2022年08月24日

聞き書 広島食事 中部台地の食より

昼―そうめん汁やだんご汁
なすやきんかんいもの入った醤油汁をつくり、その中にそうめんをゆでずにそのまま入れて煮る。そうめんにしっかり味がついておいしい。だんご汁は、小麦粉をやわらかく練り、汁の中にちぎり落として一煮たちさせ、だんごが浮いてくれば煮えている。

写真:夏の昼飯
膳内:麦飯、漬物、そうめん汁/膳外:梅干し(手前)と漬物

 

出典:神田三亀男 他編. 日本の食生活全集 34巻『聞き書 広島の食事』. 農山漁村文化協会, 1987, p.118-119

 

関連書籍詳細

日本の食生活全集34『聞き書 広島の食事』

神田三亀男 他編
定価3,850円 (税込)
ISBN:9784540870668
発行日:1987/10
出版:農山漁村文化協会(農文協)
判型/頁数:A5判上製 382頁

"耕して天に至る"瀬戸内の島の味の基本はひしお味噌、広島湾のかきには「いろは48種」の料理。備北山地では日本海のわにが、芸北山間では石州からの魚が食卓を飾る。
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