聞き書 広島の食事 中部台地の食より
■昼―そうめん汁やだんご汁
なすやきんかんいもの入った醤油汁をつくり、その中にそうめんをゆでずにそのまま入れて煮る。そうめんにしっかり味がついておいしい。だんご汁は、小麦粉をやわらかく練り、汁の中にちぎり落として一煮たちさせ、だんごが浮いてくれば煮えている。
写真:夏の昼飯
膳内:麦飯、漬物、そうめん汁/膳外:梅干し(手前)と漬物
出典:神田三亀男 他編. 日本の食生活全集 34巻『聞き書 広島の食事』. 農山漁村文化協会, 1987, p.118-119