聞き書 兵庫の食事 但馬海岸の食より
■夕――たけのこごはん、きすのだんご汁、かれいの煮つけ、いかのこうじ漬、こうこ
ふだんは麦飯だが、たけのこごはん、たけのこのばらずしをつくることもある。きす(にぎす)は小骨ごとよくたたいてから、すり鉢ですってだんごにする。味噌汁に入れても醤油の澄まし汁に入れてもよい。ほかにかれいの煮つけもよく食べる。
写真:春の夕食
上:かれいの煮つけ、おおばがらしのこうこ/中:いかのこうじ漬/下:たけのこごはん、きすのだんご汁
出典:和田邦平 他編. 日本の食生活全集 28巻『聞き書 兵庫の食事』. 農山漁村文化協会, 1992, p.208-209